ヘアサロンを運営していくにあたって避けては通れない問題として
『教育』があります。(しないサロンもありますが)
やはり何かしら、お客様に施術する前に出来ないことは「練習」が必要になります。
スタッフには、ある程度できるまでやってもらう形になるわけです。(もちろんロクに練習せずに施術してるケースもあります)
経営・運営サイドはやって欲しい、やってもらわないと困る部分がある。
スタッフ側も、自己成長や夢の為に技術を身につけたいと思うわけです。
ですが、ありがちなのは自己成長や夢の為に技術を身につけたいと思ってたスタッフがいつの間にかモチベーションが下がり練習をしなくなる場合があります。
自分も経験ありますが、若い時はいつまでも学生気分が抜けてないし、遊びたい盛り。
リアルに将来のイメージが見えてない(見ない)などが大半の理由で「練習なんてめんどくせ〜」的になっちゃうのが大体の若い時の美容師なんじゃないかと思います。
中には夢に向かって脇目も振らず練習しまくってるヤツもいると思うけど、正直そういう奴は少ない。
ですが経営・運営サイドはやって欲しい、やってもらわないと困るので
強制的もしくは半強制的に練習をやってもらうって言うケース
そうするとやらされてる感満載になるわけです。
実際、自分も経験あるのですが美容学校を卒業し最初に入ったお店では予約がさほどでもない暇な日は朝から晩までひたすら練習をさせられるっていう日も結構ありました。。
今、思うとありがたいことなんですけどね。でも当時は、それが嫌で嫌でしようがなかった。
その後、自分の美容師としての実力を上げるために上京したわけですが、そのお店は特に『練習会』なるものが特にあるわけではなかった。なのでしばらくは、その環境に甘えて修行もせずに、のんびりしてたんです。
せっかく修行しにいったのに遊んでばっかりでした。当初は。
でも、やっぱり自分の至らなさ、出来なさに気づき自主的に練習を始めてみたんです。(恥ずかしながら自主的に練習をするのは初めてでした。歴5年目くらいにして…)
最初は年配の方のパーマスタイルが苦手だったのでそれから始めました。
これが、まずのキッカケでした。その練習は長くは続かなかったけど、キッカケが出来たんです。
まず 自ら、やろうとする気持ちの持って行き方を覚えたんです。
以前の、ただ練習をやらされてただけの環境では得ることがなかった感覚。
それと同時にですが意外な事に最初に入ったお店で、ひたすらやらされてた練習もとても役立ってたという事に気付くんです。
これは意外な副産物でした。
半強制的にやらされ、あんなに嫌だった「やらされてる練習」に感謝してる自分がいたのです。
なぜかというと、その「やらされてる練習」は基本的な基礎練習の反復でした。
本当に地味〜な基礎的なことを繰り返すだけの反復練習… 若かった自分には全く面白みが感じられず苦しいだけのモノでした。
けど、いざ次のステップに進もうとした時に、その「やらされてる練習」で勝手に身についていた基礎力によってそこまでの苦労が少なくステップアップしていけたと思うのです。
よく『若い時は苦労を買ってでもしろ!』と言います。
僕ら「手に職」の仕事に従事してる人達は特にそうなのかもしれません。
マニュアルとかでごまかしだけの、小手先だけの仕事をしていても いつかいろんな意味でドン詰まりになる時がくる気がします。
というか、そんな美容師人生 嫌ですね、自分は。
そんな美容師人生を送りたくなければ、自らを磨く術を身につけた方がいいと思います。
その為には、しっかりとした美容師としてのスキル・人間性を育める環境が大事ですね。
RIFFでも、そういった良い環境を整え、磨いていくのが大事な事だと思っています。
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